第36回 山形県学童保育研究集会
大人みんながつながりあって、豊かな子育て
~子どもが育つ地域を耕し、未来を創る~
多くの来賓の方からご出席賜り、ご祝辞もいただきました。
また、『子ども・子育て支援新制度と学童保育の課題~国と市町村の制度・施策が大きく変わるいま、よりよい学童保育をつくるチャンスです~』と題して、全国学童保育連絡協議会事務局次長 真田 祐氏より、基調報告が行われました。
第1分科会 学童保育とは~学童保育の今までとこれから~
講師:真田 祐 氏(全国学童保育連絡協議会 事務局次長)
現在の学童保育を取り巻く現状を学び、学童保育のあり方について。国の子育て支援新制度によって、学童保育はどう変わるのか、新制度実施までの課題など話がをしました。
第2分科会 学童保育の役割と指導員の仕事を学びましょう
講師:山本 博美 氏(埼玉県八潮市 学童保育指導員)
学童保育の指導員とは?学童保育の役割から、子ども達との関わり、保護者の方との関係まで、指導員として大切にしたいことを学習しました。
事例を含めて検討し、より深く学童保育の役割について考えました。
第3分科会 親だって成長中~あなたは親歴何年目ですか?~
講師:大瀧 ちえ子 氏(山形市立第一小学校 養護教諭)
日々の子育ての中で悩んだこと、考えたこと・・・親子の関わりについて、大瀧先生の実体験を踏まえたお話と、参加した父母の方の悩みから愚痴まで、それぞれのテーブルで盛り上がった分科会でした。
第4分科会 気になる子とともに育ちあう関わり
講師:小室 けい子 氏(前村山市家庭児童相談員/元中学校教頭)
グループ討議を中心に、事例を取り上げ具体的な対応やお互いの意見を交換し交流しました。指導員だけではなく父母の方の参加もあり、様々な話を聞くことができた分科会でした。
第5分科会 大人みんながつながって子育て~父母、指導員、地域、みんなで子育て~
パネラー:天童地区学童保育協会理事、父母、OB父母、指導員
学童保育の立ち上げから、父母と指導員の関わり、父母同士のつながり、地域の中での学童保育など、それぞれの事例を基に、パネルディスカッションを行いました。
夕食を含めた交流会、オープニングは天童市の成生児童クラブで作成した『こども神輿』を、今年度施設を新築していただいた、成生児童クラブ・津山児童クラブ・はらっぱクラブ(北部第三学童保育所)の3ヶ所の子どもたちを中心に行いました。
各地区からも出し物披露があり、特に来年度開催地である村山・東根市連協からは、村山徳内ばやしや、会場のみなさんにプレゼントなど、来年度に向けた気合いのうかがえるものでした。
『県内の学童保育の実態と課題』と題して、山形県学童保育連絡協議会より報告と、米沢市連協から『市内すべてのクラブで力を合わせた学童まつり』、鶴岡市連協から『指導員の専門性を高める研修活動』、天童市連協から『市の整備計画による施設の改善』について、それぞれ報告をいただきました。
『「子どものために」という前に』と題して、教育ジャーナリストの青木 悦氏をお招きしての講演会でした。自身の子育てエピソードも交えながら、教育ジャーナリストとして子どもたちと関わる中で、様々な問題を感じ取り、その中で過ごす子どもたちの心に触れ、子育てに悩む父母からの相談を受けて・・・
今の子どもたちに教えていきたいこと、そのために何ができるのか、日ごろの子育ての中で共感することがあったのでは?
心温まる、素敵なお話でした。
来年度は村山・東根市連協主催で県研修が行われます。東根市学童保育連絡協議会会長より来年度の開催に向けての意気込みをいただいて、無事閉会となりました。