臓器移植に関しては4つの権利があります。臓器を「提供したい」「提供したくない」移植を「受けたい」「受けたくない」という権利であり、どの考えも尊重されなければなりません。
 臓器を提供する場合、最終的には必ず家族の承諾が必要になりますので、大切な家族と意思について相談し、伝えておくことが重要です。



①~③本人の意思表示や家族の申し出
 主治医等が、本人の状況を脳死とされうる状態と診断し、本人の臓器提供を希望する意思表示があるか、本人の意思が不明な場合にご家族から「臓器提供について詳しく説明を聴きたい」との申し出があれば、移植コーディネーターが伺い、臓器提供に関する説明を行います。
④家族の意思決定
 説明を聴きたくないと思われた時は、いつでも断ることができます。移植コーディネーターから説明を聴いた後、十分に話し合い、臓器を提供するかどうかをご家族の総意として決めます。提供しないと判断しても不利益な扱いを受けることはありません。
⑤脳死判定
 ご家族の承諾があれば、法律に基づいた厳格な脳死判定を2回行い、終了した時刻が死亡時刻となります。ご家族が希望すれば脳死判定に立ち会うこともできます。
 心停止下での腎臓提供では、法律に基づく脳死判定を受けることはありません。
⑥患者の選択
 日本臓器移植ネットワークに登録している移植希望者の中から、提供される臓器が医学的に最も適した方がコンピューターで公平に選ばれます。
⑦臓器の摘出と搬送
 法的脳死判定が終わり、移植希望者が選ばれると、摘出手術が行われます。摘出手術は3~5時間かかりますが、摘出後はきれいに縫い合わせて、清潔なガーゼを当て、摘出手術の痕が分からないようにします。摘出された臓器は、移植手術を行なう施設に迅速に運ばれて移植されます。

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