「澄んだ空気があり」「清んだ水があり」「力強い土があり」そして「里」が生まれます。その里には、美しい日本の自然、景観、伝統文化、歴史とともに歩んだ施設がたくさん残されております。そのひとつひとつは私どもの財産として、後世に伝えていくべき大切な宝です。しかし、近年の生活様式や農業情勢の変化などにより、これらの財産が全国的に失われつつある状況です。 田園空間博物館は、フランスで発展した「エコミュージアム」を、より発展させ、私どもが保有する財産を今ある場所・地域で保存・育成し、来館者は直接現地に出向いて、見る・体験する博物館が屋根のない博物館であるという考え方から生まれました。