楽山会の概要

■ 事 業 概 要

1.所在地

山形市飯田西二丁目2番2号 山形大学医学部附属病院内

2.設立年月日及び許可者

昭和51年11月1日 山形県知事

3.一般財団法人移行年月日及び認可者

平成23年1月4日 山形県知事

4.財団設立及び一般財団法人移行の経緯

 山形県民が長年に亘って待望していた山形大学医学部は、当時、無医大県解消の第一期校として、昭和48年9月29日に創設された。附属病院は、同51年5月10日に設置され、同年10月25日から診療開始、11月8日から入院患者の受入れが開始された。
 財団法人の設置については、医学部・附属病院としての財団設立準備室、発起人会を設置し、病院の診療開始に併せて準備が進められてきたが、昭和51年11月1日に財団法人として山形県知事の許可が得られ事業を開始した。財団法人の設置に至るまでには、病院運営を円滑に行うための補完的な業務を行う組織(財団法人)作りについて、医学部第一期の教授の方々による並々ならぬ熱意によるところが大であった。一方、大学からの要請を受け、設立準備の実務に取り組まれた山形大学の初代事務局長の阿部義謙氏並びに元理学部事務長の岩田守治氏のご努力は、楽山会の歴史において特筆されるもので、忘れてはならないものである。特に、基金の調達については、心血を注ぎ趣旨説明に東奔西走され、地元篤志家の賛同を募り、ようやく設立許可を得たときの喜びの様子は、当時の文章から目に浮かぶようである。
 当初、基本財産1千万円、運用財産687万円で発足した楽山会は、3年後にはどうやら、自立の目処が付いたが、創設当時の先人の方々が重ねた苦労が偲ばれるところである。それにしても、初代教授の方々の病院運営を円滑に推進するための補完役としての財団法人は必要不可欠な組織であり、育成しようという配慮がそこかしこに見られ、再三にわたる売店の拡張を始め施設の拡充が行われたことからも、絶大な御理解・御協力の賜物であったことが伺える。
 さらに山形県にとっても、県民待望の医学部・附属病院の創設による財団法人の設置に当たり、財団法人の寄附行為、特に目的、事業内容等については、山形県、大学の両者で真摯に協議を重ねて成案に至ったものである。
 なお、平成22年12月24日一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第45条の規定に基づき、山形県知事より移行認可を受け、平成23年1月4日一般財団法人楽山会に移行した。

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