< 教会を初めて訪ねたときは >
だれでも教会に行ってもよいのですか?
もちろん、遠慮なく教会へいらして下さい。
生きがいや神の救いを求めている方々のために、教会の門は いつも開かれています。
教会に来ている人々は皆、あなたのように正しい道を求めています。
教会は、皆のためのものです。 なぜならば、人間は皆、神の子であるからです。
若い人も年配の人も、元気な人もそうでない人も皆、神の子なの です。
神は皆を愛しておられる方です。 あなたも、神から愛されています。
私たちは、毎週、日曜日になると教会に集まって、神を礼拝し、教えを聞くのです。
どうぞ、私たちと一緒に神にいのり、教えを聞きに来てください。
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教会をはじめて訪ねたときは?
教会の入り口に案内する人がいれば、「はじめてです」とおっしゃって下さい。
親切に案内してくださるでしょう。はじめはなにもわからなくてもいいのです。 すこしずつわかるようになるでしょう。 まず、教会に入って、空いている席についてください。
教会には、式の途中であっても、どなたでも自由に入れます。 中に入ったら、まわりの人と同じようにすればいいのです。 人がすわるときには自分もすわり、立つときには自分も立つというぐあいに。
何よりも、早いうちに、教会の神父様に自己紹介をなさることです。親切に迎えてくださいます。
もう少し詳しく、ミサの内容を紹介しましょう。
ミサはどなたでも参加することができます。しかし、はじめてこられる方にと っては、どのようにしたらよいのかとまどう こともたくさんあると思いますので、ゆっくり祈っていただくためにも、ミサ の内容を紹介します。
ミサの時間
1時間前後
ミサの意味
ミサは、キリストの死と復活を記念し、共同体メンバーがキリストに一致する ことを目的としています。
共同体のメンバーは、聖書の朗読と司祭の説教を通 して神のみ技やキリストの思いに心を傾けます。
そして、聖体拝領を通して、 キリストとの一致を行い、最後に福音を述べ伝えるための派遣をもって終わります。
日曜日のミサが始まる前、共同体のメンバーは、メンバー同士お話したり、そ れぞれのミサ準備の役割毎にミサ準備作業をしております。
分からないことがある方はどうぞお気軽に誰にでも声をおかけください。
ミサの流れ
入り口で
ミサに参加するため、聖堂の入り口の左の柱の背丈の高さぐらいの位置に、小 さなお皿が取り付けてあり、中に聖水が入っています。 この聖水を指につけ、おでこ、むね、左肩、右肩の順に軽くふれる(十字をき る)ことで、洗礼を思い起こします。
未信者の方でも可能です。やってみてはいかがでしょうか?
まさに祈りの場に いることを再確認するかもしれませんよ。でも、無理に行う必要はありません。
聖書と典礼と聖歌集
聖堂の入り口の左の柱の小さなテーブルの上に、聖書と典礼という小さく薄いパンフレットがあります。
これは、その日に読まれる聖書の箇所や共同祈願が書かれています。
朗読箇所の解説なども書いてありますので是非1部取ってください。
それから、 さらに左側の方に書棚があり、茶色の背表紙の典礼聖歌集と黒色の背表紙のカ トリック聖歌集が納めてあります。
その日に歌われる聖歌がありますので、これもそれぞれ一部取ってください。
席はどこでも自由にお座りいただけますが、 最前列では起立、着席などの動作がわかりにくいので、避けた方がいいかもしれません。
ミサの始まり
ミサは司祭の入堂とともに、聖歌で始まります。この時全員が起立します。
ミサの始まり〜献金まで
途中に聖書の朗読や司祭の説教を含め、起立、着席を数回繰り返しながらミサ が進行します。周りをみながらあわせていただければと思います。
献金
ミサの中で、奉納という段階で献金があります。献金用かごが手渡しで回って きます。もちろん、お金を入れなくてもかまいません。献金は、共同体や寄付など を目的に行われます。係りの共同体メンバーが葡萄酒とパン及び献金をを奉納します。
平和の挨拶
ミサの中で、平和の挨拶といって互いに周りの人と挨拶をする場面があります。
ミサに参加する人が、互いに一致することを目指すもので、司祭の「平和のあ いさつをかわしましょう」という言葉で司祭と向かい合ってお辞儀し、次いで 周りの人とお辞儀し合います。
お互い知らない、人同士でも、挨拶し合います。
初めての方にとっては気恥ずかしいかもしれませんが、”ミサに入ればミサに従え・・”の気持ちで、互いに平和の挨拶を交わしましょう。 また、英語のミサでは、握手をする場合もあります。
祝福を受ける
聖体拝領という場面では、中央通路に並び、司祭からキリストを象徴するパン を食べ、キリストとの一致を図りますが、これは信徒だけが受けることができ ます。
しかし、未信者の方も同じように並び、司祭から祝福を受けることがで きます。
祝福を受ける際には、前の人が司祭の前に進み出たら祭壇に一礼をします。次 に、自分の番になったら司祭に小声で「祝福をお願いします」と言って、手を 合わせて頭を下げます。 そうすると、司祭はあなたの頭に手を置いて祝福してくれます。
ミサ終了後
ミサは、ミサに参加する人々全員が、信仰の元に一致するために行われます。
ミサの後には、個人が想い想いに祈ることできます。座席が狭いので、他の人 のじゃまにならないよう祈りましょう。また、聖堂をでる際には、入る時と同 じように、聖水で十字架を切って出ることができます。
家の宗教が違いますが、どうしたらよいのでしょうか
カトリック教会は、キリスト教の教えが正しいと固く信じていますが、他の宗教の教えが全部間違っているとは思っていません。 教会は、他の宗教の中にあるよいところを理解するように努力しています。
人間は、自分の間違いに気が付かないことがよくあります。
また、人間は弱いものですから、すべてにおいて正しい人は、一人もいないでしょう。間違いはもちろん正すべきですが、人の善意と心を何よりも尊重すべきです。
すなわち、教会は、それぞれが正しいと思う信仰に従う権利を尊重するようにすすめています。
カトリック信者も、お墓まいりをし、先祖に対する感謝を大切にしています。
家の代々のお墓で死者の冥福を祈りますから、先祖がないがしろにされる心配はありません。
なお、洗礼を受けてない方でも、教会の結婚式がゆるされることがありますが、神の祝福を得るため、その前にふさわしい準備が必要とされます。
【参考文献】
『ドン・ボスコ社 はじめて教会へいらしたあなたに』 |
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