化成肥料や石灰だけを多用しますと、土が締まって固くなります。堆肥を施用すると土を柔らかくし、水はけと通気がよくなります。 また、土中の石灰分・苦土分は雨で流出して酸性になります。それを調節するために石灰を施用します。
バーク堆肥・牛ふん堆肥・腐葉土など 本来有機質由来のものをいい、土壌改良剤として施用します。肥料分はごくわずかしか含まれません。 畑が空いている時など、早めに土とよく混和してなじませておきます。
消石灰・苦土石灰・有機石灰などをいい、土壌の酸性度合いを調整します。作付する1~2週間前に土とよく混和してなじませておきます。
堆肥や石灰は、作付けの2週間以上前に施用し(一緒に混ぜるのは禁物)土とよく混ぜてなじませておきます。
元肥は、作付けの1週間以上前に、うね幅(株間、列間)と作付け本数を想定して施用し、土とよく混ぜてなじませておきます。
注意!!
元肥の施用量は、その前に作付けした野菜の施用量が多い場合、肥料が畑に残っているので 施用量を半分以下にして下さい。
作付けする野菜に合わせてうね幅(株間、列間)を決めてうね立てをします。
各農業関係書や園芸関係書を調べても、上記の記述名称は統一されていません。
「うね幅」については、通路幅までを含めた長さとするのも多いですが、
ここでは上記のように致しました。また、マルチ・トンネルの被覆を含めての長さともします。
野菜の生育に必要な養分で、さまざまな栄養素があります。
その中でも窒素(チッソ=N)燐酸(リンサン=P)加里(カリ=K)が多く必要で、
これらを「肥料の三要素」と呼びます。この三要素をバランスよく施すことが野菜を上手に育てるポイントになります。
次に重要なのが、石灰(カルシウム=Ca)苦土(マグネシウム=Mg)です。この他にはごく少量で足りる 鉄・マンガン・銅・硫黄・ホウ素・
亜鉛・アルミ・モリブデン などは微量要素と呼びます。
科学的に合成されたり、天然の鉱物を利用して作られた肥料です。
単一の成分を含むもの(単肥)と、2~3以上成分を含んだ化成肥料とがあります。
一般的に速く効きますが、肥効を遅くしたり(遅効性)ゆっくり効かせる(緩効性)化成肥料もあります。
有機質由来の肥料で、油かす・骨粉・鶏ふんなどがあり、いろいろな成分が含まれ、 効き方はゆっくりしています。成分濃度が低いため、肥当たりなく使いやすいのが特徴です。堆肥類も有機質肥料に入りますが、 含む成分が少ないので土壌改良用として考えたほうがよいでしょう。
有機質肥料と無機質肥料を混ぜ合わせて作られた肥料で、両方の特徴を併せ持っています。 いろいろな混合割合で特徴ある肥料があります。
表示量 | 大きさ(約)mm | 明星1号(約)g | マグホス(約)g | ||
A | ヤクルト | 65ml | 高70×上20・下33 | 50g | |
B | ヤクルトジョア | 125ml | 高85×上38・下43 | 100g | |
C | 紙コップ | 205ml | 高80×上67・下50 | 150g | |
D | プラスチックコップ | 275ml | 高95×上70・下50 | 200g | |
E | プラスチックコップ | 420ml | 高120×上80・下55 | 300g | |
F | ヨーグルト容器 | 112g | 高70×上62・下47 | 110g | |
G | ヨーグルト容器 | 70g | 高55×上62・下50 | 90g | |
H | ヨーグルト容器 | 70 | 高50×上55・下45 | 70g | |
I | 米 計量器 | 180ml | 高70×上62・下45 | 130g |
高=高さ 上=上部内径 下=下部内径
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