CT・MRI検査

CT・MRI検査

CT・MRI検査は基本的に動物が動かないことが必要なため、麻酔を必要とします。CTは短時間で広範囲の検査ができ、おとなしい動物は状況によってはケースに入れ無麻酔で実施することもあります。

CTは主に内蔵、骨、皮下、筋肉内の病変を調べる検査です。 腫瘍発生時などは人のCT検査と同様に単純撮影の他に造影剤を用いて動脈相・門脈相・平衡相の3相撮影をいたします。3相造影画像が得られると疾病内容をかなり解明できます。(サンプリングなしのCT画像だけからは推定診断になります。)またCT検査は脳脊髄については異常は見られても正確には解りません。

MRIは主に脳脊髄内の病変を精査できる検査です。(通常脳脊髄病変はサンプリングができないため推定される診断となります。)しかし欠点はCTとは違い撮影時間が長く、CTのように一気に広範囲を調べられず、MRIだけで全身を調べようとすれば麻酔時間が長くかかり動物に負担を強いてしまいます。またCTを先に実施しておければMRIでは得られない身体の異常情報もCT所見で数多く得られます。

それぞれ単独での検査実施は可能です。しかしMRIについてはCT実施後その所見から得られる脳脊髄病変のおおよその位置とCT所見から得られる身体全体の異常情報を確認してから実施する体制が最良です。

またひとえに麻酔と申しましても各種麻酔法でその内容はだいぶ異なります。CT・MRI検査実施時の麻酔は状態の悪い動物に対して実施しなければならず、避妊手術時などの標準的な動物用麻酔ではありません。リンゲル、ブドウ糖をベースにした静脈点滴にプロポフォール、レミフェンタニル、ドブタミン、アトロピン、エスモロールの微量持続点滴で全身状態を安定させながら最少麻酔ガス濃度で実施します。しかしできる限り努力いたしている現状ではありますが残念ながら麻酔リスクが全くなくなるわけではありませんので何卒ご了承下さい。

またCT・MRI画像診断専門医様に画像データを送り診断頂く体制も実施しております。 (画像診断専門医 顧問 嶋崎等先生)

動物用MRI(吉田製作所製ヴェザリウススイートVT)
動物用MRI
(吉田製作所製ヴェザリウススイートVT)
CT検査中
CT検査中
引き続きMRI検査移動中
引き続きMRI検査移動中
引き続きMRI検査移動中
引き続きMRI検査移動中
MRI検査準備中
MRI検査準備中
MRI検査開始
MRI検査開始
MRI検査安全確認中
MRI検査安全確認中
MRI検査データ解析中
MRI検査データ解析中
麻酔
麻酔

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