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 たまねぎは、シルクロード周辺、中央・西アジアから始まり、その後西に広がっていったと言われています。
 古代エジプトでは、食用、悪魔除けからピラミッド建設の賃金としても使われていたそうです。
 その後ヨーロッパに広がり16世紀ごろアメリカに持ち込まれ、明治初期にアメリカから日本に渡って来ました。たまねぎは北海道で栽培されたのが最初で、札幌周辺に定着し、それから北見へと渡ってきました。
  北見市内でたまねぎ栽培が始まったのは、大正6年(1919)まだ野付牛町だったころのことです。
 
 北見は日照時間が長く降水量も少なく、また、盆地のため寒暖差の大きい気候がたまねぎの栽培に適しています。実が柔らかくシャキシャキ感があり、辛味と甘さのバランスがとれたたまねぎが生産できます。
 
 北早生3号
 オホーツク
 きたもみじ2000
 スーパーきたもみじ
 赤たまねぎ
 ペコロスたまねぎ
 サラダたまねぎ
 etc.
 
 たまねぎは古くから薬用効果があるとして多くの人々に親しまれ、現在でも「ねぎ属」の仲間のねぎやニンニクとともに滋養強壮効果があり、外皮の赤銅色の由来はケルセチンなどの植物系のしきそう成分であるフラボノイドの一種で、大豆に含まれるイソフラボンやベリー系の果実のアントシアニン、お茶のカテキンなどと同じ仲間とされています。
 ケルセチンは血圧降下作用や血液をサラサラにする抗血栓作用があるとされています。
 是非この機会にたくさんのたまねぎ料理を味わってください。
 
かつては世界市場の70%を占めるほど多くのハッカを生産していた北見ですが、現在では全国一の生産量を誇るたまねぎの街に生まれ変わりました。
 
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