ボッケとはアイヌ語で「煮え立つ場所」という意味で地質現象の「泥火山」のことを意味します。阿寒湖畔エコミュージアムセンター裏から北に15分ほど歩くとこのボッケがあり、ここでは地名としても使われています。ボッケの森はエゾマツやトドマツなどの針葉樹とカツラやミズナラなどの広葉樹が混じってできた森に、エゾシカやエゾリスなどの野生動物が生息している自然豊かなところです。ボッケ遊歩道は阿寒湖畔エコミュージアムセンターからボッケを通り、観光船乗り場まで続いており、気軽に阿寒湖の自然にふれられるネイチャースポットです。
ボッケとはアイヌ語で「ポフケ」(煮え立つという意味)からつけられた地名です。ボッケは、地下から泥が火山ガスと共に吹き出て地上に盛り上がったり、あぶくの膜を破裂させたりする現象です。吹き出している泥は97度ほどにもなります。この辺りでは、熱水や火山ガスだけを噴出している場所もあり、当地域では50cm以上の雪が積もりますが、この辺りは地熱が高いため雪がほとんど積もりません。
※大変危険ですので柵の中には入らないようにして下さい。
阿寒湖畔エコミュージアムセンターの裏側にある湿地では、毎年4月下旬〜5月中旬にかけてミズバショウの白い花が一斉に咲き乱れ、春の訪れを告げてくれます。ミズバショウの花の白く丸まった部分は、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる装飾部分で、種子を実らせる花の本体は、苞の中にあるブツブツした棒状のものです。
最寄駐車場は、阿寒湖畔第1駐車場(有料)です。